9月ももう中旬になるのに、この残暑は一体なんなんですかね?地球規模でもう季節がおかしくなりつつありますよね。
今回は、「この暑さの原因」そして「少しでも暑さを和らげるためには、我々人間に何ができるの?」を考察してみたいと思います。
- 残暑の原因
- パリ協定と二酸化炭素削減
- 残暑と気候変動の関連
- まとめ
まず、最近の残暑の原因は気候変動や地球温暖化に関連しており、特に二酸化炭素の排出が大きな要因とされています。また、パリ協定は、これらの温室効果ガスの削減を目指す国際的な取り組みです。
残暑の原因
- 気候変動: ※地球温暖化により、夏の気温が上昇し、残暑が長引く傾向があります。特に、海水温の上昇が影響を与えています。(※地球温暖化には様々な原因がありますが、一番の原因は「人間が生きていく上で排出する二酸化炭素」だといわれています。例えば、自動車の排気ガス、工場から出る煙、火力発電など、物を燃やせば必ず二酸化炭素が発生します。また、温暖化することで災害が巨大化することが懸念されています「巨大台風、ゲリラ豪雨など」)
- 高気圧の影響: 高気圧が日本上空に停滞することで、晴天が続き、気温が上昇します。これにより、残暑が続くことが多いです。
- 都市化: 都市部では※ヒートアイランド現象が発生し、周囲よりも気温が高くなるため、残暑がより厳しく感じられます。(※ヒートアイランド現象とは、都市の気温が都市以外の気温よりも高くなる現象。その原因は、人間が沢山集まり快適な生活を送れるよう、建物や交通手段の整備、道路のアスファルト化など、生活環境の整備に伴う森林伐採などで温度調節してくれていた植物が減少したことが考えられます。)
パリ協定と二酸化炭素削減
- パリ協定の目的: 2015年に採択された※パリ協定は、地球温暖化を2度未満に抑えることを目指しています。各国は温室効果ガスの削減目標を設定し、定期的に見直すことが求められています。(※2015年にパリで開催された気候変動に関する国際的枠組みであり、「気候変動枠組条約」に加盟する196か国が全て参加して、各国がそれぞれに自国の二酸化炭素排出削減目標を決めた国際会議。)
- 二酸化炭素削減の必要性: 日本を含む多くの国が、2050年までに二酸化炭素排出を実質ゼロにする目標を掲げています。これには、再生可能エネルギーの導入やエネルギー効率の向上が含まれます。
- 国際的な取り組み: 各国は、パリ協定に基づき、※温室効果ガスの削減に向けた具体的な行動計画を策定しています。これにより、国際的な協力が進められています。日本は、2030年度までに温室効果ガスを2013年度比で46%削減することを目指しています。(※温室効果ガスとは、大気圏にあって、地表から放射された赤外線の一部を吸収することにより温室効果をもたらす気体のこと。二酸化炭素、水蒸気、メタン、フロンなど)
残暑と気候変動の関連
- 気温の上昇: 残暑の期間が長くなることで、農作物や生態系に影響を及ぼす可能性があります。特に、熱中症のリスクが高まるため、注意が必要です。
- 持続可能な開発: 残暑の影響を軽減するためには、持続可能な開発が重要です。再生可能エネルギーの利用や、エネルギー効率の向上が求められています。
まとめ
我々人間は、地球規模で考えるとわずか数百年という超短期間で高度成長を遂げて来ました。その代償として、「環境破壊」「環境汚染」「オゾン層の破壊」など、地球環境にかなり悪影響及ぼしてきました。結局、自分たちのエゴや快適な生活の追求により、自分たちでどんどん住みにくい環境にしてしまいました。
これを抑えるためには国際的な協力が不可欠です。パリ協定に基づく二酸化炭素削減の取り組みは、未来の気候を守るための重要なステップです。「持続可能な社会」を目指すために、これからは節電や環境保全など私たち一人ひとりの行動が求められています。今の子どもたちに明るい未来を届けましょう!
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